住まいの外に目を向けること

住まいの外にも目を向けることで、今の暮らしがもっと良くなる可能性があります。家というのは閉じられた空間ではなく、もっと外に向けて広がっていくような空間である、と考えるとそのような結論になります。これから高齢化が進んでいけば、一人暮らしのお年寄りも今よりもっと数を増やしていく可能性が高いです。その時、閉じられた住まいに一人ぼっちで住んでいるお年寄りがいれば、周囲からのサポートを受けにくいです。もしもっと住まいが開かれた空間だったならば、寂しさを感じずに楽しい人生を過ごすことが出来るかもしれません。
住まいでは空間を限定してしまうことはある意味危険です。一つの用途にしか用いないという固定観念があると、自由な発想が出てこなくなるからです。それよりも、部屋の仕切りを取り除いてもっと開かれた空間にすれば、内側のみならず気持ちも外側に開いていきます。日本人の特性として、内側にこもった方が安心感を持つということがあります。確かに住まいの中にいれば今は安全かもしれませんが、もし自分一人になった時に周囲からすぐにサポートしてもらえるようにするには、もっと開かれた住まいの環境を目指していった方が良いと予想できます。
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